Touchpanel投影型静電容量方式(P-CAP)

投影型静電容量方式(P-CAP)

Projected Capcitive Touch

投影型静電容量方式はスマートフォンやタブレット製品に搭載されているタッチパネル方式です。
軽いタッチ操作感やマルチタッチ、なおかつフルフラット構造ですので、現在最も人気の高いタッチパネル方式です。
電磁ノイズによる影響を受けやすいという短所があるため、信頼性が高く求められる用途には未だ不向きとされる事があります。

特徴

  • 軽いタッチ操作感
    触れるだけで反応する
  • マルチタッチ10点対応可能
    多点ポイントへの同時入力、ジェスチャー操作が可能
  • 高い透過率
    高い透過率で画面がきれいに見え、高級感のある見栄えが実現できます。
  • 表面処理しやすい
    表面はカバガラスがあるため、クリア、アンチグレア、指紋防止、抗菌仕様等行いやすいです。
  • 対応可能サイズ:7~65型

動作原理

ガラス基板、電極パターン層、保護カバー(ガラス)から構造されます。

一方のガラスにX電極を、もう一方のガラスにY電極がコーティングされてあり、それぞれの電極が向かい合うように、ガラスが貼り合わせてあります。
人体は水分が多く導電性があるので、指が電極に近づくと、指と電極間に容量結合が発生します。
その時の縦(X)と横(Y)のどのラインが大きくなっているか、電極間の静電容量の変化によってタッチ位置を検出します。

仕様

項目
内容
検出原理
静電容量方式
タッチ部表面処理
ガラス
入力スタイラス
制限なし
光線透過率
87%以上
タッチ部表面硬度
モース5H
動作荷重
0N
推奨タッチ面積
≧φ10mm以上
動作寿命
1千万回以上
最大電圧
6VDC(5V駆動)
リニアリティ
2%以下
使用温度範囲
-20℃~+70℃
保存温度範囲
-40℃~+80℃
湿度範囲
-20℃~60℃、90%RH以下(結露無きこと)

用途

スマートフォン、タブレット

マルチタッチが可能

デジタルプリント

画像の縮小、拡大ができるマルチタッチが可能

アミューズメント・カジノ

耐久性に優れている

カーナビ

縮小、拡大ができる耐久性に優れている